2015,05,21, Thursday
岡山県の国立ハンセン病療養所2園が中心となって提唱している療養所の世界遺産登録運動に対し、高松市庵治町の大島青松園が加わり、瀬戸内3園の入所者らで連携して取り組むことが決まったと報道されています。
当初は全国13のハンセン病療養所全てで取り組む考えのようでしたが、意見がまとまらず、岡山県瀬戸内市の長島愛生園と、同市邑久光明園の2園で世界遺産登録運動を始めていました。 それに瀬戸内海の対岸にある、大島青松園へ話しが広がったものです。ハンセン病は、うつる病気だという国の謝った隔離政策の歴史や、人権尊重の大切さを後世に伝えるのが目的です。 私も庵治町沖合すぐにある大島へ、関係者以外は出入り出来なかったこともありいまだ上陸したことはありませんが、釣船でその当たりをウロウロしています。小魚の漁場です。長く裁判をして国の隔離という人権無視に対して、ふかく反省を求める戦いが高松地裁高裁で続いていました。 失礼な言い方ですが、確かに顔面変形などの奇異なところはありました。それがハンセン病です。それが人から人へとうつる病気だという国の見解で、長く隔離をされていました。生まれてからここを出たことがないという80歳越の人のインタービューを聞いたことがあります。 瀬戸内国際芸術祭2013あたりから人の出入りが多く有り、伝染病でないことも確定し、さらに世界遺産登録運動で登録となると、住民はやっと世界から一人前の人間として生きていけることになります。この世界遺産登録運動も、上手く行くと良いですね。 |
2015,05,20, Wednesday
最近の東京ラーメンではまっているのが、西新宿の「新高揚」さんです。半年くらい前に、偶然立ち寄ったラーメン店です。新宿だと「ほりうち」とか「満来」のつけ麺と決まっていたのですが、最近はここ「新高揚」です。
場所はJR新宿駅南口から出て、ヨドバシカメラ新宿西口店の南前の地下です。狭い階段を注意深く降りていきます。最初に入ったきっかけは、「自家製麺」という看板に惹かれてでした。 正直ラーメンのスープに凝った店は、幾らも有り、それなりに美味いのですが、麺は今一という店が多いのです。「新高揚」さんは、麺も味を引っ張っています。昨日が5回目の訪問でしたが、例の顔入りくつわ堂せんべいが効いているのか、覚えてくれていました。 一通りのメニューを味わいました。中盛、大盛、無料とのことでしたが、普通で200g、中盛は300g(他店の大盛り位)とのことでしたので、普通は並盛りでしたが、今回は中盛りを頼んであましてしまいました。高校生は大盛りを、平らげていました。 つけ麺のスープで特に感じたのですが、あっさり鶏がら醤油味、店主の佐久間政人さんに問えば、煮込まないのであっさり仕上げになっていると言うことでした。あっさり味に深みを持たすのは、鰹節などの隠し味が効いているのか。トッピングは、鶏肉と豚肉の唐揚げの2種類です。 麺は冒頭に書いた通り自家製麺。日本蕎麦のような見た目で、つるつるとした食感です。私には麺の力が、ほどよく感じました。普通はチャーシューが入っているところ、排骨肉が入りそのままのメニューになっています。これが結構な量入っているので、先の通り私は食べきれずぱいくーめん中盛りを残してしまいました。 スープの味が単調なせいですか、途中で箸が止まってしまいました。カウンターにはすり胡麻とラー油とコチジャンがありました。次回は並盛りにして、ラー油やコチジャンをスープに入れてみます。ピリ辛醤油になって、この味変は、期待が広がります。 餃子も皮も中身もオリジナル。サイズも大きいのですが、一口噛むと肉汁が出てきて、これも絶品です。3個で丁度、5個は少し多い。店は狭いです。厨房も広くないのですが3人。外も2人います。接客やオペレーションも良かったですよ。 ところで偶然ですが、本間英明さんにばったりお目にかかりました。彼もラーメンを食べていました。NAR代表日本担当ジェイスン渡部氏も、ラーメンを食していました。NAR会長も来日中とのことでした。26日に記念講演会と耳にしましたが、そうそう上京出来ませんよね。 |
2015,05,18, Monday
レトロ電車で全国的に有名な、高松琴平電気鉄道(コトデン)が、動く電車車両内で今年9月の19~23日の5日間で計12便ですが、演劇をすると発表しています。電車の運行は、いずれも仏生山駅から滝宮駅間の約30分、下りと上りで前後半を6人で演じるというのです。
「どうするの」というのが、正直な感想です。電車を使えという手法は、お座敷列車とか、お見合い列車とか、カラオケとか比較的動きが少ない場面では使われていますが、演劇となると役者と観客の立ち位置も気になるところです。当然揺れもあるだろうし、大丈夫か。 新社長真鍋康正氏になって、コトデンもより一層公共交通網としての地位をより鮮明にしています。先の小欄にも書きましたが、3本の鉄道路線とバスの接続を分かりやすくインターネット上で紹介したり、イルカ(非接触型パス)は先代社長の頃ですから、もう10年になりますか、地方鉄道としては一番乗りです。 最近の発表では、「新太田駅」「新三条駅」や琴平線の一部複線化の朗報もありました。いまさら新線を作るのは、それは無理としても、今あるものの活用は考え方次第で、いろいろ展開があり得ます。それだけ公共交通網は、高いポテンシャルを内在しています。 そうそう面白いポスターも、ありました。仏生山町にある「仏生山温泉」とコラボして、電車に乗って温泉へ行こうという企画です。数種類のポスターが作られましたが、その中に電車内で裸の男(コトデン従業員)が桶を前に置いて、髪を洗っている構図のものもありました。 もちろん制服のまま、湯船に入っているという常識的?なものもありました。この温泉企画は、コトデンが考えたものではないかも知れませんが、持ち込まれるだけのステータスがコトデンにあることは、間違いのないことです。新社長が考えるのか、周りが考えるのか。 上演するのは、「演劇でまちづくり、ひとづくり」をテーマに活動する結成15年の「シアターキューブリック(東京)」。「観客は、まるで映画の長回しの撮影の中にいるような感覚になるはず」と脚本演出を手がける緑川憲仁代表理事(39)は話しています。 料金は4,500円。定員は30~35名。7月11日から同劇団のサイトで販売するそうです。問合せは、070-5592-4003シアターキューブリックまで。 |
2015,05,17, Sunday
昨日が宵祭神事と福引き抽選、そして本17日が氏神様熊野神社の春の本祭神事です。五穀豊穣の願いを込めた、田植え前の神事です。これが終わると、この付近の田植えが一斉に始まります。
宵祭りと前後して、農業用水路の「井出ざらえ」が重なりました。社員総出で、周辺の水路の1年間の堆積物を水路から上げます。香川県は雨量が少ないところで、高知県の早明浦ダムの水をもらい、徳島県の吉野川の池田ダムを使って「香川用水」に導き、県西部から丸亀坂出高松、そして東讃の隅々引田町まで配水をしています。 「香川用水」が出来る前までは、ため池に頼っていました。逆に今は、池などからの農業用水は余っています。香川用水の中にも「農業用水」「工業用水」の分類もありますが、今ではもっぱら「一般生活水」が不足しています。 それでも排水は、今でも隅々まで張り巡らされた農業用水路を利用しています。だから町民、市民、県民あげて農業用水路の清掃をします。確かに最近では、下水道の活用もありますが、その普及は微々たるものでまだまだ農業用水路に頼っています。だから掃除に参加しない世帯は、2~3千円のペナルティー負担があります。 生活排水路としての利用も有り、非農家も掃除に駆り出されています。場所によっては、アパートマンションの入居者へも使役が課せられます。そんな背景のところ私は久しぶりの神社当番で、今年の井出ざらえが出来ませんでした。毎年やっているので、そうは貯まっていないだろうと楽観視しています。 さて熊野神社の宵祭と本祭ですが、そもそも熊野神社は熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)の祭神を勧請された神社のことでありますが、全国各地に3,000社位あると言われています。 ここの熊野神社の古文書によると、「当社は昔記の国音無川のほとりに鎮まります熊野本宮の大社のご分霊をお迎えして出作(しゅっさく)の里の鎮守の宮として奉祀しました」とあります。シンボルの八咫烏(やたがらす)は、3本足で熊野の神の化身で日輪さまのお使いとも言われています。 ここは高松市出作町で、弊社本店もここにあります。私の生まれたところは、高松市仏生山町字出作で、仏生山町乙と行政表示されています。仏生山町は、「甲」が「ちきり神社」の氏子で、「乙」が「熊野神社」の氏子となっています。これ以上前の話を、私は知りません。 弊社も元は仏生山町にあって、今は道一本挟んだ隣の出作町でお世話になっています。しかし神社つながりでは、昔から熊野神社でした。これも何かのご縁でしょうか。神社当番は、2年間続きます。確か2度目の就任ですが、長くやって下さる方もいて、周辺もよく整備された品の良い神社です。 |